作業効率上げたい漫画描きが『１人原稿合宿』しましたレポ
※この記事にはアフェリエイトリンクが含まれています
※こちらの情報・体験は、２０２３年１２月に宿泊したときのものです。
はじめまして！漫画家の 野良おばけ です。
突然ですが、最近、作業効率が落ちていて…
サボっているわけではないのに平日の仕事が押してしまって、
休日がない日々を送っていました。
時間はお金で買えませんが、効率は課金すると変わると信じている私は、
ホテルで１人原稿合宿をすることに決めました。
今回お世話になったのは、神奈川の川崎にある
というホテル。
【ホテルの公式サイト】
結論から言うと、わたしが１人原稿合宿に求めるものが
ドンピシャで揃った場所で大成功でした！
なので、急遽レポを書くことにしました。
ちなみにこのレポ長いです！７０００文字以上あります！
気になる部分に飛べるもくじを作ったので、ご活用ください。
クリックで飛べるもくじ
- わたしが１人原稿合宿するホテルに求めたもの
- 『川崎キングスカイフロント 東急REIホテル』に決めた！
- 当日までの準備
- 実際の持ちもの
- いざ『川崎キングスカイフロント 東急REIホテル』へ
- 到着！なにもない！
- エントランスに入ると………
- 部屋に入ると…
- どんな作業をしたか
- 作業合宿マン的に、ここがよかった
- 泊まるにあたって、考慮しておいたほうがいいこと
- 持っていけばよかった〜！と思ったもの
- 最高だけど完璧じゃない。それがピンポイントに作業マン向きでよかった
- 効率×クリエイティブ×自分ご褒美
- 結論、すご〜〜〜〜くよかった！
わたしが１人原稿合宿するホテルに求めたもの
まず、ネットにたくさんある、ホテル紹介記事を見比べてアタリをつけました。
実際に宿を探す時に使ったgoogle検索ワードは
「ワーケーション」「１人合宿」「テレワーク」など。
そして、興味を持ったホテルの公式サイトなどで、館内の写真を確認しましたが、
個人的によく気にしたところは、大きく分けて３つあります。
①館内設備の新しさ、きれいさ
筆のノリはテンションに左右されるので、
一番滞在するであろう、客室の写真は入念にチェックしました。
特に水回りが気になるタイプなので、お風呂などの共用設備の新しさもチェック
②机と椅子があるか
これがなければ始まりません。
わたしは普段、椅子に座って机で作業をする派なので、畳ではなくフロアであること
椅子と机が部屋に備え付けてあるかどうか確認しました。
（「応接セット」的な椅子机ではなく、勉強できそうな椅子机）
机の広さも写真で確認しました。
長時間座るので、椅子のクッション部分があるかどうかも写真で確認。
固そうなら対策をします。
③あるていどのごほうび感
今回の１人作業合宿には、作業効率アップ以外に、
作業している自分にとってのごほうび！という側面がありました。
そのため、以下のように宿を選びました。
わたしのごほうび感の基準
- 今回、ホテル代はあまり削減しない
- お部屋以外の、ホテルの設備の充実度が高い
売店とかカフェとかあったらうれしい - インテリアの趣味が自分に合うかどうか
ついでにロビーがおしゃれだと嬉しいなと思いました。
飽きたらウロウロできるところがあると助かる。
『川崎キングスカイフロント 東急REIホテル』に決めた！
最終的にはフィーリングでしたが………
ここに決めた理由
わたしは都内住みなので、川崎（神奈川県）はちょっとした旅行、
現実から離れて気分転換をするのに適度な距離でした。
また、わたしは車を所持していないので、
駅からシャトルバスが出ているのも助かりました。
そして、紹介されている館内の様子も好み！
こちらにお世話になることに決めました。
『川崎キングスカイフロント東急REIホテル』を予約する！
で予約する
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当日までの準備
この記事を読んだ人が
１人作業合宿をしたい！と思った時に参考になるように、
当日までにやったことを列挙します。
スケジュール調整
わたしは基本的に、どこで働いてもいい職業（※漫画家）なので
〆切さえ守れれば、ある程度、自由が利くことが強みです。
ホテルが高い土曜は避けて、
丸１日ゆっくり作業ができる日を設けたかったので、２泊３日にしました
やるつもりの仕事はこの２つ
- 読み切り企画の案出し
- 連載を想定した企画の案出し
いずれも自分の場合は、紙とペンで行う作業です
絵を描く作業は諦めました
液タブユーザーなので、運搬はリスクがありました………。
ホテル予約
どこの予約サイトでもいいと思いますが、
私は楽天トラベルで予約しました。
どの予約サイトにせよ、早めの予約を心がけました。
金銭的にもお得ですし、今後の予定も組みやすくなります。
同人の人は、次回のイベントで出す本の企画段階あたりで行くと、
いい感じでブーストがかかってよいかと思います。
今回は、いちばんリーズナブルな１〜２人用の部屋にしまして、
素泊まりにしました。
確認したら、周辺にコンビニがあったので、
食事はコンビニで済ませることにしました。
実際の持ちもの
下記のものを持っていきました。
この内容で、大きく困ることはありませんでした。
もちものリスト
- 日中の着替え一式
- お風呂・洗面セット
- 仕事用ノート×３（用途によって分けているので…）
- 文房具（最低限）
- スマホ、財布など
- 館内をうろつく時のサブバッグ（お風呂セットが入る程度）
だけ！考える作業だからとPCも置いていきました。
パジャマ、タオル類、アメニティはだいたいホテルに揃っていました。
※持っていかず後悔したものもあります…後述します
いざ『川崎キングスカイフロント 東急REIホテル』へ
当日、一番早いチェックイン（15時）到着を目指して移動
アクセスは、前述の通り、神奈川県の川崎駅から無料シャトルバスが出ています。
新宿駅からホテルまで、およそ１時間１５分で着きました。内訳は以下の通り
移動時間
①新宿駅〜川崎駅がおよそ35分 東京駅〜川崎駅ならおよそ20分
②シャトルバス発着所まで歩く およそ10分
（荷物を持って慣れない場所に行くので、少し長めに取ることをおすすめします）
③シャトルバスに揺られることおよそ20分
シャトルバスはほぼ１時間に１本しか出ていないので、時間に気をつけましょう
私は今回利用しませんでしたが、
川崎駅から公共交通機関（バス）でも近くまで行けるようです
後述しますが、集中して作業したいわたしにとって、
この「適度なアクセスの悪さ」がとてもよかった。
到着！なにもない！
………というのが第一印象でした。
外観を撮るのを忘れたので、建物のイメージは【公式サイト】をご覧ください。
写真では飛行機が飛んでいますが、
羽田空港からもシャトルバスが出ており、アクセスが良いようです。
地方から、ホテルステイ（１人作業合宿）を目的に来るという
クレイジーなこともできそうです。
ひらけた平らな土地に、四角いホテルと駐車場、広い公園、大きな川！以上！
といった感じでした。
エントランスに入ると………
広い！
しかもカフェ兼ビジネスラウンジ（コワーキングスペース）がある！
ここも写真を撮り忘れたので、詳しくは【公式サイト】へ。
エントランスを３６０度見れるビューもありました
席に電源が備わっており、宿泊者は無料WiFiも使えます。
目の前に多摩川が広がる大きな窓もあり開放感◎
静かな雰囲気で落ち着いていました
部屋での作業に煮詰まったら、ここに出てこれるな、と思いました。
すぐそばにあるカフェスタンドはこんな感じ
滞在中に、カフェラテとグレープフルーツジュースを注文しました。
どちらも美味しかったです。
小さいながら売店もありました
基本的に、川崎の名産品とかお菓子とかちょっと高いアイスとかお酒とか
夜、お腹が空いたらここを利用しようと思います。
部屋に入ると…
すごくちょうどいい！
何がわたしにとってちょうどいいのかというと……
この部屋のよかったところ
- 一般的な、１〜２人向けのホテルのサイズ感
ですが、都会のビジネスホテルよりはゆとりを感じました - 事前に調べた通り、設備も新しく感じました
- インテリアもシンプルながらおしゃれで好みでした
- ベッドが広い
机もちょうどいい
そして、 今回の要となる机は、ありがたいことに２つありました。
大きさ比較のために開いたノートは、片面がＢ４です。
十分な大きさの机だと分かるでしょうか。
そして、右の机には、コンセント口が１つ備わっていました。嬉しい。
iPadユーザーだったら作画もできたのではないか、と思います。
また、今回は素泊まり。
食事は部屋で食べる予定だったので、作業机以外に机があるのは助かりました
さらに、机２つの他に、ベッドのサイドボードがすぐ横にあり、
もし本とか………資料があったら、開いたまま置いておけそうでした。
机の向かいには大きな窓があり、作業中の採光も良さそう
そのほかの設備もちょうどいい
水回りも狭くなく、綺麗に感じました。
ちなみに、個室の風呂設備はシャワーのみです。
※大浴場があります。
また、小さめの冷蔵庫が備わっていました。
コンビニ弁当が２個、サラダが１つ、飲み物が２つ入りました。
私にとっては充分です。
どんな作業をしたか
合宿中にやった作業
- 机と紙に向かって、ひたすらアイデア出し・企画立て・考え事
- たまに何も浮かばなくなり、ベッドに横になって天井を眺める
疲れたら、売店に売っていた、老舗松屋総本店「名物きなこ飴」を食べ、
身体中きなこまみれになりながら頑張りました
作業合宿マン的に、ここがよかった
結論から言うと、館内・周辺ともに大満足でした！
どこが良かったか、事細かに説明します。
館内
やっぱり部屋がよかった。
３日とも、しっかり集中して作業に取り組めました。
空調も必要十分に感じましたし、
近くに大きい道路やお店がないので、昼間も夜も静かでした。
廊下の物音はさすがに聞こえますが、
他の部屋の話し声などは、聞こえませんでした。
前述したコワーキングスペース
人の気配があるほうが集中できる人は、ここを使うと良いと思います。
わたしも少し使いましたが、とても居心地良かったです。
机も綺麗で広かった。
煮詰まったら、すぐに目の前の多摩川を見に飛び出せるような扉もあるようでした。
すぐそばに卓球台もあったけど、1人で来ているわたしにはあまり関係はなかった。
以下、あって嬉しかったものを列挙します。
- 自販機があった
- 飲み物のみ、食べ物はない
- たぶん全部の階にはない
- 共用の電子レンジがあった！
- これはたぶん、各階にある（私が利用した２、３階にはありました）
- コンビニご飯で済ませようとしている私には大変助かりました
- ウォーターサーバーがあった！
- 備え付けの紙コップが
スタバのベンティくらいデカかったので、遠慮なく汲めた
- 備え付けの紙コップが
- エクササイズルームがあった！！！
- 宿泊者は無料で使えるようでした
- 後述しますが、運動着を持ってこなかったので
使えなかったのが本当に悔やまれる
夜や早朝、煮詰まった時に使いたかったです
- 洗濯機があった
- 数台ありました
長期滞在でも、荷物を減らせそうです。 - 汗かいても洗って持って帰れるから、バッグ臭くならないし最高
つくづく、運動着持ってくればよかった
- 数台ありました
- レストランがあった！
- 私は使わなかったですが…
予約時に選べる食事とは別に、ランチ、ディナーもやっているようでした
- 私は使わなかったですが…
- ちなみに、朝食についてはこんなサービスもあるようでした
大浴場
シンプルながら、必要なものは揃っていました。
綺麗で、設備の新しさを感じました。
朝風呂もできます（6時〜10時入浴可能）し、
夕方は１５時から入浴できるので、１日に何度か入浴しにきました。
ちなみに、洗顔関係のアメニティは共用ではなく、
フロントで使い切りのパックが置いてあり、
使う分だけ持っていく仕組みだったのも、個人的によかった。
周辺
ホテルの正面は、広い駐車場でした。
隣の建物との距離は遠く、圧迫感はありませんでした。
車通りもあまりなく、見通しがよかったです。
隣は公園になっていました。
外周はさんぽ道になっており、
作業に煮詰まった時にはここをぐるっと歩いたりしました。
そして、ホテル裏は多摩川でした。
登ってよさそうな展望台がありました
登りました。
ちなみに、駐車場側へ少し歩くと、住宅地、コンビニなどが現れ始めます。
つまり、周囲に娯楽的な施設はなにもない！
しかし、わたしにとってはそれがよかった
お店的なものがほとんどないので、昼も夜も静か
車もあんまり走ってないし
作業から逃げたくても、川崎駅までのシャトルバスは１時間に１本だし、
片道２０分だから歩くのは無理
しかし、最低限の娯楽（カフェ、レストラン、運動、風呂）はホテル内に揃っている
つまり、無理矢理でも作業に集中できる！
１人原稿合宿をするのにぴったりと感じました！
『川崎キングスカイフロント東急REIホテル』を予約する！
泊まるにあたって、考慮しておいたほうがいいこと
宿泊中、困ったことは１度も起きなかったんですが………
褒めるばっかりでも信憑性が薄まる気がしたので、
個人的にこれを念頭においておいたほうがいいかな〜
ということも少し書き残しておきます。
- 水分は各自で確保しましょう
自販機、給水機がありましたが、遠慮なくがぶがぶ飲みたかったため
わたしはコンビニで２リットルの水を２本買いました - いちばんリーズナブルな部屋は、カーテンを開けると正面が駐車場でした
ついでに太陽がモロに目に入るので、採光はよかったけど、
作業するにはむしろまぶしかったです。
適切に課金をして、
多摩川向きの、川の景観が楽しめる部屋にしなかったことをちょっと悔やんだ。
これは部屋とはまったく関係ないエレベーターホールの写真です。
この景色が部屋でも見られる気でいた - 夜はわりと暗かった
閑静な住宅街並みの暗さだと感じました。
夜、コンビニに買い出しに行く時は注意しましょう
持っていけばよかった〜！と思ったもの
これを読んだ人がわたしのような後悔をしないために、
自戒を込めて書き出します。
運動着！！！
これは本当に一番後悔しました。理由は２つあります。
- エクササイズルームが使いたかった
売店やコンビニでTシャツは売っているのですが、
ズボンのたぐいまでは売ってませんでした。 - 『多摩川スカイラン』というランニングコースが目の前にあった！
これは結構本気で走りたかった。煮詰まった時、おもむろに走りに行きたかった。
１周５キロメートルほどだそうです。
多摩川スカイランのコース地図。ロビーにありました。
ランニングステーションを併設しているようです。
ちゃんと調べてから行けば良かった………
尻の下に敷くもの
これはなくても大丈夫でしたが、あったらうれしかったもの。
部屋の椅子にクッション材はついていましたが、やや薄めだったので、
気になる人は持って行ったほうがいいかもしれません。
ちなみにわたしが使っているのはこちらです。
『エクスジェル』の『ミニプニ』
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わたしは紺色を持っています。
いい感じに腰を守ってくれます。
PC
これは予想外に必要になりました。
というのも、事前の想定では、
できるのはせいぜい考える作業までで、
資料にまとめる作業まではできないと思っていました。
ですが、思ったより作業が捗り、後半は資料作りに入りたくて困った。
ただ、PCは１泊１,１００円でレンタルもできる案内が部屋にありました。
フロントに申し出れば借りられるようです。
（わたしは借りなかったので、詳細はわかりません）
最高だけど完璧じゃない。それがピンポイントに作業マン向きでよかった
２泊３日利用して思ったのは、
クリエイティブなことをする作業環境として、
総合的にすごくよかったということです。
わたしの場合、最終的に
連載の企画が３本、読み切りの企画が１本、荒いプロットが１本できました。
どれか形になるといいな〜
ついでに、この１人原稿合宿のレポのアウトラインもできた状態で帰ってきました。
これは、わたしとしては、かなり捗った結果です。
効率×クリエイティブ×自分ご褒美
最初に１人作業合宿をしよう！と思い立った時は、
効率が上がればいいな、ついでに疲れている自分へのご褒美になればいいかなー
くらいの気持ちでした。
結果として、
効率は上がり、
過ごしやすいホテルで自分へのご褒美にもなり、
企画立案というクリエイティブな仕事も捗り、
自分としては、効率・クリエイティブ・自分ご褒美の、
３つ全てが満たされた感覚でした。
もし将来、〆切がやばくて缶詰にされるなら、ここがいいな〜〜〜！！！
結論、すご〜〜〜〜くよかった！
同業の漫画家の皆さまや、
ライター・小説・動画・ゲーム作り・デザインなど場所を問わず働く職業の皆さま、
また仕事（本業）のかたわら同人活動に打ち込む皆さま、
気分を変えて作業に集中したい時、
『川崎キングスカイフロント 東急REIホテル』おすすめです。
『川崎キングスカイフロント東急REIホテル』を予約する！
実際に利用して、満足して帰ってきた者より。
年に１、２回、このように１人作業合宿に行くので、
またおすすめの場所があったらこっそり記事にしますね。
おことわり
今回利用した宿泊施設さまとわたしは、何も関係ございません。
１ユーザーが勝手に感動して勝手におすすめしているだけです。
ご了承ください。
